「利用者様のために、質の高いケアをしたい(3人称)」
面接の場で、そんな素晴らしい志に触れるたび、私は胸が熱くなります。これまで人事担当として累計500人以上の面接を行ってきましたが、介護の門を叩く方の多くは、本当に純粋な理想を持っています。
しかし、いざ現場に入ると、理想(3人称)を語っていたはずが、いつの間にか「自分はこう思っているのに(1人称)」「あの人が分かってくれない(2人称)」という不満に変わってしまう……。そんな光景も数多く見てきました。
そんな中で、私が今、心からリスペクトし、勇気をもらっている存在がいます。それは、言葉や文化の壁を越えてやってくる外国人スタッフたちの「目の前の人との向き合い方」です。
「大きな理想」よりも「目の前のあなた」
彼らも面接では、介護の理念や社会貢献について一生懸命に語ってくれます。しかし、彼らの真価が発揮されるのは、現場に出てからです。
彼らは、抽象的な「高齢者福祉(3人称)」を語る以上に、目に前にいる「〇〇さん(2人称)」という一人の人間を、驚くほど大切にします。
言葉が完璧に通じなくても、相手の目を見て、手を取り、今この瞬間の笑顔を引き出そうとする。その「1対1の純粋な向き合い方」こそが、介護の本質であることを、私は彼らの背中から教わりました。
「不満」を「関わり」に変える力
組織に慣れてくると、どうしても「環境が悪い」「仕組みが足りない」と、自分以外の何かのせい(3人称の不満)にしがちです。
このポジティブなエネルギーの循環こそが、ギスギスしがちな現場の空気を変える特効薬になるのです。
介護業界の底上げは「一人への想い」から始まる
私は、特定の誰かが優れていると言いたいわけではありません。大切なのは、「誰のために、何のためにここにいるのか」という原点を、日々の忙しさの中で見失わないことです。
S.A.アソシエーションが目指すのは、国籍に関係なく、こうした「目の前の人を大切にする志」を持った人が、現場で孤立することなく、長く活き活きと働き続けられる環境を作ることです。
一人ひとりのスタッフが、目の前の一人に誠実に向き合える余裕とマインドを持てるよう、私たちは定着支援を通じて現場をバックアップします。
「志を持った人材が、現場の人間関係で折れてほしくない」
「純粋な想いを持つスタッフを、組織の宝として育てたい」
そんな想いを持つ経営者の皆様。私たちと一緒に、表面的なスキルや理屈を超えた、「心と心が通い合う現場」を作っていきませんか?
追伸:
実は今回の内容は、私がとても大切にしている方との会食の中で得た気づきをブログにしたものです。素晴らしい方との対話は、時に自分自身の原点を思い出させてくれます。この深い学びを、これからのサポートにしっかりと活かしていきたいと思います。