外国人スタッフへの伝え方、間違っていませんか?

“伝わるフィードバック”のコツ5選

「ミスを指摘したのに、黙ってしまった…」
「注意したら、次の日から距離を取られるようになった」

外国人スタッフとのやり取りで、こんな経験はありませんか?
実はそれ、“言った内容”ではなく“伝え方”のせいかもしれません。

今回は、現場で実践して効果があった、外国人スタッフへの伝え方・育て方のコツを5つご紹介します。


① “悪いところ”から伝えない

✕「またミスしてるじゃん」
✕「どうして昨日も忘れたの?」

こうした言い出し方は、防御反応を生みやすく、心を閉ざされてしまう原因に。

✅ 代わりにこんなふうに言ってみましょう:

👉「いつも明るく声かけしてくれてありがとう。そのうえで、昨日の〇〇の件だけちょっと一緒に見直したいな」

**「プラス → 指摘 →一緒に解決」**の順番が、受け止めやすさに直結します。


② “理由”を言うと納得しやすい

✕「これがルールだから」では伝わりません。
「なぜそうするのか」が分からないと、行動に移しづらいのが外国人スタッフの特徴です。

✅ 伝え方の工夫:

👉「この順番でやると、利用者さんが怖くないよ」
👉「それを使うと、ベッドが傷ついちゃうから、こっちの方がいいよ」

“意味のあるルール”として伝えることで、納得と習得が進みます。


③ “見せる”と圧倒的に伝わる

言葉だけでは通じにくいと感じたら、実演+一緒にやるのが最も効果的です。

✅ 現場の工夫例:

  • 介助動作をその場で見せて、スタッフにも同じようにやってもらう

  • 写真つきの「動作チェックシート」を作り、振り返りに活用

  • 翌日に同じ場面があったら「昨日やったやつ、やってみよう」とリマインド

言葉の壁より、“体感”の力は強いという実感があります。


④ “一度で完璧”を求めない

外国人スタッフがミスを繰り返すと、
「何度言えば分かるの?」と思ってしまいがちですが、文化・言語・慣れすべてが違う中では当然のこと。

✅ 現場で意識していること:

  • 3回までは「まだ慣れてないだけ」と割り切る

  • 「前より上手になったね」を小さなステップで声かけする

  • ミスを“学びの材料”に変える姿勢を共有

育成は、“覚えさせる”より“育ってもらう”サポートと考えると、気持ちも楽になります。


⑤ “最後に笑顔”で終える

どんな注意も、最後は笑顔で締めることが大事です。
外国人スタッフは、表情から相手の感情を読み取る傾向が強いため、
「怒っている」「嫌われた」と誤解されることもあります。

✅ たとえば…

  • 「じゃあ、次も一緒にやってみようね!」と明るく

  • 最後に「ありがとう、頑張ってるね」とフォローの一言を添える

“叱る”のではなく“応援する”コミュニケーションが信頼関係を育てます。


■ まとめ:育て方ひとつで、人は変わる

外国人スタッフへのフィードバックは、言葉以上に“伝え方の設計”が重要です。

  • 順番を意識する

  • 納得できる説明を加える

  • 見せて、一緒にやる

  • 成長の過程を大切にする

  • 感謝と笑顔で締めくくる

これらを意識するだけで、伝わり方がまるで違ってきます。

当社では、こうした育成スキルを高める研修や職員向けマニュアルの提供も行っています。
「育て方」に悩む事業者さまは、ぜひ一度ご相談ください。