外国人スタッフの「分かりました」は信用しない?

“理解度チェック”の現場テクニック5選

「昨日教えたよね?」
「“はい”って言ってたけど、できてなかった…」

外国人スタッフとのやり取りでよくあるのが、“わかったつもり”“伝えたつもり”のすれ違い。
特に、日本語で「はい」と返されると、つい“理解した”と判断しがちです。

今回は、そんな**“通じたフリ”を防ぐために、現場で使える理解度チェックのテクニック**をご紹介します!


① 「説明したあとに、“説明させる”」

✕「分かった?」と聞いて「はい」で終わらせるのはNG。

✅ 代わりに…

👉「今、何するんだっけ?」
👉「どうやってやるか、言ってみて?」

説明した内容を自分の言葉で繰り返してもらうことで、“わかったフリ”を可視化できます。


② ジェスチャーやイラストで再現させる

動作系の指示は、聞いて理解できても、手が動かないことがよくあります。

✅ 現場でよく使うのが…

  • バスタオルのたたみ方を“その場でやってみる”

  • 「この手順で合ってる?」とイラストを指さしてもらう

  • 職員が動作を止めて、本人に“続きをやってもらう”

「見る→やる」までが理解です。


③ クイズ形式で理解を確認

堅苦しくなく、楽しみながら確認するならこれ。

✅ たとえば…

👉「オムツのテープ、先にとめるのは右?左?」
👉「この利用者さんは○時に何する?」

5秒クイズにすると、反射的に覚えているかどうかがよく分かります。


④ 翌日・数日後に“同じ話題”をわざと振る

理解していないことは、時間が経つとすぐ抜け落ちます。
だからこそ、「覚えているかどうか」のチェックは後日が効果的。

✅ 実践例:

👉「昨日の排泄介助の順番、覚えてる?」
👉「あの利用者さんの移乗、どうだったっけ?」

1回で終わらせず、“くり返す設計”で定着させるのがカギです。


⑤ 「何が分からなかったか」まで聞く

「分からないことある?」と聞かれても、外国人スタッフは「ありません」と言いがち。
✅ そこで使いたいのがこの聞き方:

👉「きのうの仕事で、むずかしかったことある?」
👉「どの言葉が わかりにくかった?」

“分からない前提”で聞くと、安心して本音が出やすくなります。


■ まとめ:理解しているかどうかは、確認しなければ分からない

外国人スタッフの育成では、「伝えたこと」よりも「伝わったかどうか」の確認が最重要です。
“わかったフリ”は責めるべきではなく、仕組みでカバーするもの

  • 聞き返す

  • やってもらう

  • くり返す

  • 一緒に考える

この4つの視点を持つだけで、育成の精度はグッと上がります。

当社では、こうした育成時の“伝え方・確認のしかた”に特化したOJT研修ツールや職員マニュアルもご提供しています。
育成に「根気」ではなく「仕組み」を──。