「あ、これウチもあったわ」となる実践ネタ集
特定技能や技能実習で外国人スタッフを受け入れてしばらく経つと、
「想定外だったなぁ…」という小さなズレやトラブルに出くわすこと、ありますよね。
今回は、実際に現場でよくある5つの“あるある”と、それに対して現場がどう対応したかをまとめました。
これから受け入れる施設さん、対応に悩んでいる施設さんにとっても、きっとヒントになります。
① 【声かけのトーンが強すぎて、利用者がムッとする】
▷ あるある:
日本語の命令形(例:座って、待って)をそのまま使い、語尾が強く聞こえる。
悪気はないが、利用者が「命令された」と感じて機嫌を損ねることも。
✅ 現場対応:
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「語尾を柔らかくするシート」を作成し、例文を見て一緒に練習
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職員同士で“声かけロールプレイ”を実施(日本人にも良いトレーニングになった)
② 【排泄介助で、動作の順番が違ってヒヤリ】
▷ あるある:
トイレ誘導やオムツ交換などで、日本と母国の手順が違う。
結果、動線が乱れてヒヤッとしたり、利用者が不安に。
✅ 現場対応:
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実地研修+動画+イラストマニュアルの3点セットで学習
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「この順番の意味」を丁寧に説明すると、覚えが早い
③ 【わかったフリで返事してしまい、ミスにつながる】
▷ あるある:
「わからない」と言えず、「はい」と答えてしまう。
結果、意図と違う行動をしてしまうことに。
✅ 現場対応:
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「OKだったら“はい”、不安なら“うーん”で返していいよ」とルール化
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翌日の朝礼で“昨日のわかりづらかったこと共有タイム”を設ける
④ 【勤務中にスマホ操作→注意したら落ち込む】
▷ あるある:
翻訳アプリで確認しているだけなのに、
「スマホ禁止」と注意されてしまい、モチベーションがダウン。
✅ 現場対応:
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翻訳アプリの使用は許可+「使い方のガイドライン」作成
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「スマホ=遊んでいる」の誤解を日本人職員にも共有した
⑤ 【“無断”ではなく“伝えられなかった”欠勤】
▷ あるある:
体調不良でも「休んでいいかわからない」「誰にどう伝えるかわからない」
結果、無断欠勤のような形になってしまう。
✅ 現場対応:
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欠勤時のフローチャートをLINEで多言語共有
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“毎朝スタンプ”で出勤状況を簡易的に把握する仕組みを導入
■ まとめ:「あるある」は“防げる”。でも、まず“知ること”が第一歩
外国人スタッフとのやり取りで起こるすれ違いは、**悪気があるわけではなく「知らないだけ」**なことが大半です。
現場側も“最初に何が起こりうるか”を共有しておくだけで、心構えができます。
当社では、こうした**「現場で役立つ対応ネタ」**をマニュアルや研修で提供しています。
登録支援機関は、ただの書類サポートではありません。実践の知恵袋として、現場と一緒に悩み、育てていく存在でありたいと考えています。