仲の良かったメンバーから裏切られた話 ― 怒りが残っていたことに気づいた

これは、今でも思い出すと胸の奥に少しだけ引っかかる出来事です。

当時、
信頼していた。
一緒にやってきた。
誰より仲が良いと思っていた。

そんなメンバーが、
組織にジョインしてくれました。

正直、うれしい気持ちしかなかった。
「一緒に良くしていける」
そう思っていたんです。

でも、同じ職場になった瞬間に、関係も変わった

・表情に出る
・否定しかない
・こちらの意見を軽く扱う

ある出来事をきっかけに、
私は「裏切られた」と感じました。

大げさかもしれません。
でも、当時の自分には、
それくらい重たかった。

怒りを「正義」に変えていた自分

そのときの私は、
かなり強い怒りを抱えていました。

でもその怒りを、
「あの人は間違っている」
「組織としておかしい」

そうやって、
正義の言葉に変換していたと思います。

本当は、
悔しかった。
悲しかった。
期待していた分、傷ついた。

でもそれを認めるのが、
当時の自分にはできなかった。

時間が経って、気づいたこと

時間が経って、
少し距離ができて、
ようやく分かりました。

私はあの人に、
「期待」と「甘え」を同時に持っていた。

だからこそ、
期待通りに動いてくれなかったとき、
怒りに変わった。

そしてその怒りは、
長い間、心のどこかに残っていた。

今でも怒りはゼロじゃない

正直に言います。
今でも、怒りが完全になくなったわけではありません。

でも、もう違います。

・仕返ししたいとは思わない
・分からせたいとも思わない
・評価を取り戻したいとも思わない

ただ、
もう関わることはない
それだけです。

離れることも、マネジメントの一部だった

その頃の私は、
「向き合い続けることが正しい」
と思っていました。

でも今は、
向き合わない選択も、
自分と組織を守る方法だと思っています。

全員と分かり合う必要はない。
全員と同じ方向を見る必要もない。

距離を取ることで、
ようやく冷静になれた関係もあります。

管理職として学んだこと

この出来事から学んだのは、
感情を持つこと自体は悪くないということです。

怒りも、悔しさも、
管理職であっても、
人として自然なもの。

大切なのは、
その感情で人を裁かないこと。
そして、執着し続けないこと。

今の自分なら、こう考える

もし今、同じことが起きたら、
私はこう考えます。

「この人とは、ここまでだった」
「役割が違っただけ」
「それ以上でも、それ以下でもない」

無理に理解し合おうとしない。
無理に許そうともしない。

ただ、
自分の時間とエネルギーを、
次に向ける。